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Claude Codeに/diffパネルが来た:fullscreen modeで会話の横に未コミット変更を見ながら進める

Selenium・自動化

Claude Codeに編集を任せたあと、毎回ターミナルで git diff を開いて確認する。

これ自体は悪いことではありません。むしろ確認は絶対に必要です。ただ、Claude Codeのfullscreen modeで作業していると、会話を見て、別のペインでdiffを見て、また会話に戻る、という移動が地味に面倒なんですよね。変更量が少ないときほど、この往復の方が重く感じます。

v2.1.260(2026年9月3日)で、この往復を減らす /diff パネルが入りました。公式リリースでは、fullscreen modeの会話の横に差分パネルを開き、Claudeが編集した未コミット変更を見られる機能として説明されています。

これ、意外と使えます。ポイントは「レビューを省く機能」ではなく、「レビューする場所を会話の横に寄せる機能」だというところです。

今まで: 会話とdiffを行ったり来たりする

Claude Codeに小さな修正を頼んだとします。

「送信ボタンの文言を少し短くして、関連するテストも直してください」

編集が終わったら、普通はこう確認します。

git diff
git status --short

もちろんこれで大丈夫です。私は今でも最後はこの見方をします。特にコミット前は、CLIのdiffで必ず見た方がいいです。

ただ、作業中の細かい確認では少し面倒です。Claudeが「文言だけ変えました」と言っていても、本当に文言だけなのか、テストや設定ファイルまで触っていないかはdiffを見ないとわかりません。そこで別ペインに移動します。diffを見ます。会話に戻ります。次の指示を出します。

この小さな往復が積み重なると、だんだん確認が雑になります。ここが怖いところです。

git diffを捨てる話ではない

先に線引きしておきます。この記事は「もう git diff を見なくていい」という話ではありません。

最後の確認は、今まで通りこうでOKです。

git diff --check
git diff
npm test

/diff パネルは、この最後の検収を置き換えるものではありません。作業中に「今どの方向へ変わっているか」を見るための道具です。

ここを取り違えると危ないです。AIエージェントが編集した差分は、見やすくなったからといって正しいとは限りません。テストが通っても、意図と違う修正が混ざっていることはあります。なので、/diff は途中確認、git diff は最後の確認。私はこの分け方が一番しっくり来ます。

/diffで会話の横に未コミット変更を出す

v2.1.260以降なら、fullscreen modeで /diff を使えます。

/diff

これで、会話の横にdiffパネルが開きます。Claudeがファイルを編集している間、その未コミット変更を同じ画面で見られるという仕組みです。簡単ですね。

私が一番いいと思ったのは、確認のタイミングが前倒しになることです。作業が全部終わってから「さて、何を変えたんだっけ」と見るのではなく、編集が入った段階で横に出ます。変な方向へ進んだら、その場で止めやすいです。

たとえば、こういう修正を頼んだときです。

「エラーメッセージだけ少し自然にしてください。
ロジックは変えないでください」

この指示で、もし条件分岐や保存処理まで変わっていたら嫌ですよね。/diff パネルが横にあれば、会話を読みながら「今触っているのは文言だけか」をすぐ見られます。

レビューを自動化した気にならない

ここははっきり言っておきたいです。/diff パネルが出るからといって、レビューが不要になるわけではありません。

むしろ逆です。diffが見やすくなる分、「ちゃんと見てから次へ進む」前提で使った方がいいです。AIエージェントに任せると、動くところまではかなり速いのですが、こちらの意図から少しずれた修正が混ざることがあります。悪気はないのですが、余計な親切が入ることがあります。

なので、私ならこう使います。

1. Claudeに小さめの修正を頼む
2. /diffパネルで触ったファイルと変更方向を見る
3. 変ならその場で「そこは戻して」と言う
4. 最後にgit diff / テストで確認する

会話中の確認は /diff。最後の検収は git diff とテスト。役割を分ける感じです。

v2.1.267とv2.1.269で地味に良くなっている

この機能は、追加されたあともすぐ改善されています。

v2.1.267では、/diff パネルが一瞬「0 files changed」と出したり、空状態の表示がぶれたりする挙動が改善されています。v2.1.269では、パネルを開いたときにロード状態を挟まず、最初から描画済みで出るように改善されています。

こういう細かい修正、好きです。機能そのものより、「毎日使うと引っかかる小石」をすぐ取っている感じがします。

ただし、私の手元ではこの記事を書いている時点で、長時間の実運用までは確認できていません。公式リリースノートで確認できたのは、/diff パネルの追加と、その後の表示改善までです(ここは正直に書いておきます)。

どんな作業に向いているか

/diff パネルは、巨大なレビューを全部置き換えるものではありません。向いているのは、会話しながら方向修正したい作業です。

  • 文言修正
  • 小さなUI調整
  • テストの期待値更新
  • 設定ファイルの軽い変更
  • リファクタリングの途中確認

逆に、複数ファイルを大きく変える設計変更では、最後にちゃんと分割して確認した方がいいです。/diff パネルだけで「全部見た」と思うのは危ないです。

私は、AIに大きめの作業を任せるときほど、途中の小さな差分確認を大事にした方がいいと思っています。最後に巨大なdiffだけ渡されると、人間は見なくなります。これはもう、そういうものです。

Focus viewと組み合わせるとちょうどいい

以前、Focus viewの記事を書きました。あれは、会話やツール実行ログを見やすくして、今の作業に集中するための話でした。

/diff は、その横に「実際に変わったファイル」を置く機能です。つまり、Focus viewが「何を頼んだか・何を返してきたか」を整理してくれるなら、/diff は「結果として何が変わったか」を見せてくれます。

この2つはかなり相性がいいです。会話だけ見ても信用しすぎ。diffだけ見ても文脈が抜けます。両方を同じ画面で見られるのがいいところです。

最後は自分の目とテストで閉じる

Claude Codeの最近の改善は、「AIが勝手に全部やる」方向だけではありません。むしろ、人間が途中で見やすくする改善が増えているように感じます。無人headless向けのpermission prompt制御もそうですし、今回の /diff パネルもそうです。

任せるところは任せる。でも、差分は見る。ここは変えない方がいいです。オートモードの記事でも書きましたが、AIに任せる範囲が広がるほど、人間が見るべき場所を減らしすぎない方が安定します。

/diff パネルは、その「見る」を少し楽にしてくれます。地味ですが、こういう機能があるとAIエージェントとの作業が一段使いやすくなります。Claude Codeに編集を頼んだあと、毎回 git diff へ移動している人は、一度fullscreen modeで /diff を試してみてください。

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