QR Send

スマホとPCのChrome間で、URLやテキストをQRコード1回のペアリングで送り合える自作Chrome拡張。アカウント不要・無料。

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Cloudflare Pagesで静的サイトを無料で公開する(独自ドメイン・HTTPSまで)

個人開発

個人開発の成果物、公開する場所どうしてますか

個人開発でツールやサービスを作ったとき、地味に悩むのが「これ、どこでホスティングするか」問題です。VPSを借りて自分でNginxを設定するのは面倒だし、費用もかかる。かといって無料枠のあるホスティングサービスは、独自ドメインが有料オプションだったり、HTTPS化に一手間かかったりすることが少なくありません。

自分がQRコードでURLを送るChrome拡張「QR Send」の紹介ページ(qrsend.app)を作ったときも、同じところで悩みました。今回はそのときに使った構成、Cloudflare Pagesで静的サイトを無料で公開し、独自ドメインとHTTPSまで持っていくやり方を紹介します。

Cloudflare Pagesとは

Cloudflare Pagesは、Cloudflareが提供する静的サイトホスティングサービスです。HTML/CSS/JSなどの静的ファイル一式をアップロードするだけで、Cloudflareの持つ世界中のCDNネットワークを通じて配信してくれます。

個人開発の公開先として魅力的なポイントは次の3つです。

  • 無料枠が太い: 個人のサイト程度のアクセス数であれば、帯域やビルド回数の制限に引っかかることはまずありません
  • HTTPSが自動: 証明書の発行・更新を意識する必要がなく、デプロイした瞬間からhttpsでアクセスできます
  • CDN配信: 世界中のエッジサーバーから配信されるため、静的サイトであれば体感速度も十分速いです

似たサービスにNetlifyやVercelもありますが、独自ドメインをすでにCloudflareでDNS管理している場合は、Cloudflare Pagesに寄せると設定が一本化されて楽です。

公開する静的ファイルを用意する

まずは公開したいディレクトリを用意します。今回のような紹介ページ程度であれば、最小構成はこれだけです。

site/
├── index.html
├── style.css
└── favicon.ico

サーバーサイドの処理は一切不要です。ビルドツールを使っている場合は、distのような出力先ディレクトリを、Cloudflare Pagesにアップロードする対象として指定します。

wranglerでデプロイする

Cloudflareが提供するCLIツールwranglerを使うと、ダッシュボードを開かずにコマンド一発でデプロイできます。ローカルへのインストールも不要で、npx経由でそのまま実行できます。

npx wrangler pages deploy site --project-name=qrsend --branch=main

初回実行時はCloudflareアカウントへのログインを求められるので、ブラウザで認証すればOKです。--project-nameに指定した名前でプロジェクトが作成され(すでにあれば、そのプロジェクトへのデプロイになります)、数十秒でデプロイが完了し、https://<project-name>.pages.devのようなURLが発行されます。

更新したいときも同じコマンドを実行するだけです。差分だけがアップロードされるため、静的ファイルの更新であれば数秒〜十数秒で反映されます。

# 更新するときも同じコマンドを叩くだけ
npx wrangler pages deploy site --project-name=qrsend --branch=main

独自ドメインを割り当てる

pages.devのサブドメインでも公開自体はできますが、個人開発のサービスとして見せるなら独自ドメインを割り当てたいところです。手順はシンプルです。

  • 対象ドメインをCloudflareのネームサーバーに向けておく(すでにCloudflareでDNS管理していれば不要)
  • Cloudflareダッシュボードで対象のPagesプロジェクトを開き、「カスタムドメイン」から使いたいドメイン(サブドメインでも可)を追加する
  • DNSレコードが自動で追加され、数分でHTTPS込みでアクセスできるようになる

証明書の発行やリダイレクト設定を自分で書く必要はなく、httpからhttpsへのリダイレクトもデフォルトで有効になります。ドメインをすでにCloudflareで管理しているなら、この画面をぽちぽち押すだけで完了する体感です。

更新フロー

日常的な更新は、ファイルを直して同じwrangler pages deployコマンドを打つだけです。リポジトリと連携してpushをトリガーに自動デプロイする方法も用意されていますが、個人開発の小さな静的サイトであれば、手元で内容を確認してからコマンド一発で反映できるこのやり方のほうが、むしろシンプルで気に入っています。

実際、自作のChrome拡張「QR Send」の紹介ページ(qrsend.app)も、この構成のままCloudflare Pagesで運用しています。更新頻度はそれほど高くありませんが、コマンド一つで即座に反映され、費用もかかっていません。

おわりに

静的サイト1枚を公開するためだけにサーバーを構えたり、有料プランに入ったりする必要はありません。Cloudflare Pagesであれば、無料枠の範囲でCDN配信・HTTPS・独自ドメインまで一通り揃います。個人開発の成果物を人に見せる場所に悩んでいたら、一度試してみる価値はあると思います。

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